ルビの配置は全部で6種類
当社のルビ振りコースでは、お客様がルビの配置を選ぶことが可能です。
ルビの配置は6種類からお選びいただけます。
ここでは、その6種類をご紹介します。
①均等割り付け1
1文字目のルビが漢字の左端から始まり、最後のルビも右端に隙間をあけずに置かれています。
その中間にあるルビは等間隔に並んでいます。
縦書きの場合は1文字目のルビは上端に、最後のルビは下端に隙間なく配置されます。
②均等割り付け2
1文字目のルビは漢字の左端からわずかに隙間をあけて始まり、最後のルビも右端から隙間をあけて置かれています。
その中間にあるルビは等間隔に並んでいます。
読みやすさの点で優れているので「均等割り付け2」で配置するのが一般的です。
特別なこだわりがない方は「均等割り付け2」を選ぶとよいでしょう。
③中央揃え
ルビが漢字の中心に配置されます。
漢字の文字数が多い割にルビの文字数が少ないとき、「中央揃え」は読みづらいことがあります。
④左揃え
ルビが左端を起点として配置されます。
縦書きの場合、上端を起点とする上揃えになります。
⑤右揃え
ルビが右端にあわせて配置されています。
「右揃え」は一般的ではありませんので、特別なこだわりがなければ使用は避けましょう。
縦書きの場合、下端にあわせた下揃えになります。
⑥プロ仕様
「プロ仕様」では、担当者が原稿の状況に合わせてルビを細かく設定します。
ルビというのは基本的に漢字の半分のサイズで表示されます。
つまり、ルビ2文字で漢字1文字分です。
ルビが3文字以上になると、漢字1文字の範囲に収まらず外にはみ出してしまいます。
下の文章をご覧ください。
これは、「プロ仕様」ではなく、「均等割り付け2」で設定した文章です。
「雀」と「鶯」にルビが振られています。
「雀」はルビが3文字、「鶯」は4文字です。
前述の通り、ルビが3文字以上になると漢字の幅からはみ出します。
「雀」という文字に注目すると、その左右に隙間が生じています。
これは、「すずめ」という3文字のルビを「雀」の上に表示させるためにできた隙間です。
その影響で2行目は前後の行と文字がずれています。
一般的な文章であればこの体裁で問題ありません。
しかし、出版物などにおいて文字のずれがあれば良い仕上がりとは言えません。
当社の「プロ仕様」コースでは、原稿を1字ずつチェックして下の文章のように文字のずれを解消します。
前後の行で文字のずれがないのがお分かりいただけるでしょうか。
読みやすさと体裁を重視するならば「プロ仕様」がおすすめです!
なお、「プロ仕様」は別料金となります。
料金はページ下部に記載されています。
「プロ仕様」コースを有効活用するために
・原稿データを当社に送付する際に、ご希望のレイアウトにあらかじめ設定しておきましょう。
当社が「プロ仕様」に仕上げた後にお客様がレイアウトを変更すると、改行が不自然になることがあります。
・「プロ仕様」コースでは基本的に「均等割り付け2」の設定で仕上げます。
ルビが3文字以上の場合は担当者の判断で適切な配置に設定します。
ルビが2文字以内のときに「均等割り付け2」以外の設定をご希望の場合は、お申し込みの際に留意事項にご記入ください。
利用料金
・ルビ振りコース
基本料金3,300円+1文字につき3円(税込)
ルビの配置を「均等割り付け1」、「均等割り付け2」、「中央揃え」、「左揃え」、「右揃え」に指定した場合の料金です。
・ルビ振りコース(プロ仕様)
基本料金8,800円+1文字につき4円(税込)
ルビの配置を「プロ仕様」に指定した場合の料金です。